応用メンブレンスイッチ

アナログメンブレンスイッチ・デジタイザ

・概要
接点シート内に抵抗体を設け、抵抗値の検出によりキーの位置が設定できます。
キー数が多くても少なくても出力のピン数は4本となります。
※原理は4線式アナログタッチパネルと同じです。

また、細線で格子状の回路を形成することにより、デジタイザとして使用することも可能です。

・回路例

用途例
オーダーエントリー,計測器,ポインティングデバイス,ペンタブレット等

FPCタイプ

FPCタイプは、接触抵抗を低くしたい、リード端末機はハンダ付けしたい、SMTスイッチ、チップLED、チップ抵抗、SMT部品の実装と言ったご要望に対応致します。

* FPC(フレキシブル基板)は薄型でクリック感を持ち、特に厚さ制限が厳しい場合に最適です。

* リ ード端末処理は、ハンダ付け、FPCコネクターへの差し込みどちらも対応可能です。

* プリント基板タイプはLED、7セグメント、IC、抵抗、コンデンサー等のSMT実装が可能で基板にコネクターを設ける方法やリード線の引き出し、FPCのリードテール等、仕様があります。

無機EL付タイプ (新規取り扱い中止品)

このタイプは、従来タクトキーでは薄くする事は不可能でしたが、2種類の方法で可能になりました。

*EL回路をエッチングしマトリックス、コモン回路を形成することにより部分発光が可能です。

*コネクターの使用が可能です。(ボンディング・圧接・異方性導電シートが不要です。)

キーを面発光させるためEL発光と印刷接点タイプメンブレンスイッチを組合せ、スイッチの厚みは0.8mmの薄さです。EL発光ですから大きな面をムラなく均一な発光が得られます。

スイッチバックライト用
このタイプは、スイッチ部分を均一に発光することが可能

 キートップバックライト用

均一な面発光が可能なためLED実装に比べ発光ムラが無く部晶実装の低減が実現

 

 

 

LED実装タイプ

メンブレンシートにLEDチップを搭載することにより、高級感・操作性の有る製品となり、押下の状態等を表示することができ多機能化が図れます。

LEDの点灯により、入力の操作だけでなく様々な表示が可能になります。

他に抵抗、ダイオード等のチップ部品の実装も可能です。

 
 

内部接点タイプ

このタイプはプリント配線板に設けられた固定接点と組み合わせる事により構成される、薄型のシートスイッチです。基盤に直接接着するため実装工数が 大幅に低減できます。金属ドームの代替品としてお考え下さい。クリック感、荷重の調整が可能であり、高ストロークに対応しています。


下記仕様は、当社製品の事例です。大きさ・形・荷重等はご相談下さい。電気的仕様は、基本仕様欄を参照下さい。
形状:丸タイプ(Φ5)
荷重:360±75g、150±40g
ストローク:0.4~0.6mm、0.3~0.4mm

キートップタイプ

このタイプは内部接点タイプの上部にキートップを設ける事により、安定したクリック感を出す事が可能なスイッチです。スイッチのセンター部を押す事になるので荷重、クリック感のバラツキが少なく安定したクリックが可能です。

 

ダブルクリック

1ボタンで2段階,2回路のスイッチ機能を持ったメンブレンスイッチです。

特徴
・ カメラのシャッターボタンのような一段(ピント)、二段(シャッター)のような一つのボタンで2つの動作が出来るメンブレンスイッチです。
・ 1ボタンで2つの回路を持っていますので機器の省スペース化が可能です。
・ 一段(クリック無し),二段(クリック有り)でも作製が可能です。
・ 回路 独立2回路 ※ 1コモンも対応が可能です。

 

防水用タイプ

スイッチの周囲を強粘着のスペーサーで囲うことにより、防水性を高めることが出来ます。
※ 外周を防水用テープで囲うため、デザインや大きさに制限が出る場合があります。
※ この製品は、表面シート側からの水の浸入を防ぐための構造となっており、筐体側からの水の浸入には対応しておりません。

 
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